アコヤガイ真珠層のバイオミネラリゼーションを制御するキチン分解酵素に関する研究
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論文の内容の要旨 応用生命化学専攻 令和 2 年度博士課程進学 氏名 朱 凌霄 指導教員名 鈴木道生 論文題目 アコヤガイ真珠層のバイオミネラリゼーションを制御するキチン分解酵素 に関する研究 第一章 序論 真珠養殖に用いられているアコヤガイ(Pinctada fucata)の貝殻は、外側の稜柱層と内側の真 珠層の二つから成り、どちらも炭酸カルシウムを主成分としてキチンとタンパク質の有機マト リックスを含んでいる。稜柱層は厚い有機基質の枠組みで囲まれた柱状のカルサイト結晶が寄 り集まった構造をしており、真珠層は平板状のアラゴナイト結晶が積み重なった積層構造をし ている。準安定な多形であるアラゴナイトは直方晶系の結晶であり、高圧下やマグネシウムイオ ンの存在下の炭酸カルシウム過飽和液で析出する。アコヤガイ真珠層の有機基質ネットワーク は主にキチンなどの多糖類を主成分として、タンパク質などの有機基質によって制御され形成 される。形成においては、まず有機基質の枠組みが先に分泌され、次にこの枠組みに沿って内部 で炭酸カルシウムのアラゴナイト結晶が成長することで形成されると考えられている。生成し たタブレット(直径が約 2.5 μm、厚さが約 500 nm)結晶は互いに融合して平板状の結晶を形成 する。平板状の炭酸カルシウム結晶と有機基質の膜が交互に積層した微細構造により、干渉色が 美しい虹色を呈する。 これまでの研究から、キチン分解酵素 PfCN1 はが稜柱層の形成に関与することが明らかとな った。稜柱層ではキチン繊維が細いほど、キチンの表面積が大きくなり、炭酸カルシウムとの相
Ce résumé expose les affirmations des auteurs. BNTIC ne l’interprète pas comme une validation indépendante des résultats.